こんにちは。西中つきひと申します。
竜王戦お疲れさまでした。
最終結果は奮いませんでしたが、せっかくですので予選で使用したパーティを記事に残そうと思います。
この構築を使った対戦動画はこちらです。よろしければ合わせてご覧ください。
1/31追記:竜王戦が新ランクマッチルールとなったため、レンタルパーティを公開しておきます。
最高レート1764(時点で20-2)
最終爆死 1703?くらい
コンセプト
ホウオウの再生力を生かし、ホウオウ+バンギ+ヌオーを中心としたサイクルで数的・体力的有利を維持し相手を詰ませる。
構築経緯
ホウオウ+バンギ+トリトドンの広い相手を見れるとされる並びからスタート。
ただ、試運転を進めた結果、トリトドンだと相手のカイオーガやウオノラゴンは警戒して選出されない、もしくは交換読みをゴリゴリ通され、腐ってしまうことが多かった。
環境にはザシアンを完封できる天然ヌオーも多かったため、特性偽装の貯水ヌオーを組み込み水面下で水の一貫を切ることで相手の選出・行動を誘導し、優位にサイクルを回しやすくなると考えた。
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上記の3体が弱いカプ・レヒレ、アシレーヌ、ナマコブシ、ヌオーらに強いD振りゴリランダーを採用。
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ムゲンダイナ入り受け回しへの崩しや、純粋にDMしての打ち合い性能の高いランドロスを採用。
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入れ得とされるメタモンをゼルネアスやアタッカームゲンダイナ意識で採用して完成。
個体解説
努力値:H252 B236 S20
実数値:213-150-154-x-174-113
特 性:さいせいりょく
持ち物:あつぞこブーツ
じこさいせい
せいなるほのお
みがわり
じしん
S:4振りランドロス抜き
せいなるほのお、じこさいせいは確定。
一度焼いてしまえば抜群だろうと再生連打で受け切れてしまう耐久力は惚れ惚れした。エースバーン、ミミッキュ、ゴリランダー、ザシアンと幅広いポケモンを受けることができ、使っていて楽しい。
やどりぎ・どくどくを防げる身代わりも非常に使い勝手が良い。さいせいりょくのおかげでほぼノーリスクで使うことができる。体力的優位がとれていればそのままTODまで持ち込むこともできる。
ヌオーの熱湯は乱数上6つ以外身代わりが耐える。ラッキーの地球投げも身代わりが耐えるため、TODを狙うことが可能。
ヒードランをはじめとする炎タイプやバンギへの打点として地震としたが、ミラーに弱くなってしまったのは反省。
さいせいりょくのおかげで、ムゲンダイナに毒を入れられても粘ってTODの筋が残せる。
初手でランドロスと対面したら起点作りと決め打ちしてせいなるほのおを撃ち続けた。焼けばがんせきふうじが受かり、ランドロスが機能停止する。焼けないときは再生力とこちらのランドロスの威嚇を駆使し泣きながらなんとかサイクルを回していた。
どうやらふきとばし採用個体もいたらしい。ステロを撒きやすい構築が組めれば強そう(ヌオー→ゲロゲ?)
努力値:H252 D252 S4
実数値:207-154-130-x-167-82
特 性:すなおこし
持ち物:たべのこし
ロックブラスト
ステルスロック
ちょうはつ
まもる
ホウオウの勝てないバドレックス、イベルタル、サンダーを受ける。
イベルタル対面はきあい玉の有無を確認するためまもるから入らないといけないのが弱い。ダイマックスを誘って後投げが理想。
眠るで使っていたが、バドレックスの前では木の実が食えないためたべのこしをバンギに回した。
挑発はアッキサンダー・ポリ2の突破のため採用。
ザシアン引き読みなどでも使った。
相手視点割とザシアン・ネクロズマ引きが安定なのも弱いところ。
努力値:H252 D252 B4
実数値:202-x-106-85-128-55
特 性:ちょすい
持ち物:オボンのみ
どくどく
ねっとう
じこさいせい
まもる
竜王戦をきちんと考察している者であれば天然ヌオーでザシアンが完全に受かることは当然気づいているはず。
天然への意識が特性誤認させ、カイオーガもウオノラゴンもホウオウ対面でまずは水技を撃ってくれた。
特化してもバンギと比べると特殊耐久は心もとないが、カイオーガを受けるには充分であった。
僕だけじんばいったいヌオー使わせてほしい。
努力値:H12 A252 B4 D172 S68
実数値:177-194-111-x-112-114
特 性:グラスメイカー
持ち物:こだわりハチマキ
グラススライダー
ウッドハンマー
はたきおとす
ばかぢから
B<D
S:準速テッカグヤ抜き
ホウオウにはカプ・レヒレあと投げが安定となるため、レヒレへの後出し回数を増やすためにもDに厚くしている。
ホウオウとS実数値をほぼ合わせることで行動順を把握し、身代わりを押す際の判断材料になったりする。グラスフィールドでバンギの場もちも良くなる。
当然スイーパーとしても申し分ない。
イベルタル対面では相手のダイマを誘えないため、立ち回りには注意した。
努力値:H4 A252 S252
実数値:165-197-110-x-100-157
特 性:いかく
持ち物:いのちのたま
じしん
つるぎのまい
初手ダイマでサンダーと殴り合ったり、一貫を作って抜きエースになったり、相手のランドロス相手に無理やりホウオウとサイクルを回したりとパーティの潤滑油的な存在だった。
少しでもカグヤを崩しやすくするよう意地っ張りでも使っていたが、種族値91という数値がやはりこのルールでは魅力的で陽気で落ち着いた。
ヌオーを出さない選出でも電気の一貫が切れてえらい。地面が2体パーティにいることで大抵初手ホウオウに対して電気技を撃たれることはなかった。
なぜかロックブラストを覚えない。悲しい。
努力値:H252 B4 D252
実数値:155-68-69-68-110-47
特 性:かわりもの
持ち物:こだわりスカーフ
へんしん
通常の積みアタッカーをコピーして上から縛る動きだけでなく、体力的優位に立った後に詰ませムゲンダイナやカチカチにとぐろを巻いたジガルデをコピーしてTODで逃げ切る動きをとることもあった。
実質伝説2体使えて最強と思われがちだが、Hが低いため、例えばCDS+2のジオコン鹿をコピーしていてもダイフェアリー1発で死んだりと意外と脆い。縛れているかどうかダメージ計算してしっかり確認すべし。
アタッカーダイナはコピれば勝てると思っていたがダイマックス砲低乱数らしい。猛省。
重いポケモン
アタッカーランドロス、ムゲンダイナ、ジガルデなど
試運転の段階でムゲンダイナの強さに頭を悩ませており、ムゲンダイナテッカグヤの並びを崩すべく、メタモンの枠をガラルヤドキングで試したこともあったが、突然眼鏡ダイマックス砲が飛んできたりして安定せず、結局は汎用性のあるメタモンで挑むことになった。
ジガルデは1体は魂のTODで勝利したが、身代わり持ちには無事敗北した。あの見た目でホウオウより速いのおかしい・・
単体性能としてはトップクラスであり、初見殺し性能も高いジガルデは竜王戦のダークホースと言って間違いない。こいつとの対戦を経験できただけでも竜王戦に参加した甲斐があった。
また、上に行くにつれネクロズマの岩技採用率が増えていると感じた。
伝説別立ち回りなど
ホウオウヌオーサイクルでほぼ勝てる。身代わり型でも焼いてバンギラスの砂ダメを絡めればかろうじて勝てる。無敗。
イベルタルにDMを誘えるような対面(ホウオウなど)をつくり、バンギ引きで誤魔化して凌いだ後、切り返す。
・ザシアン
ワイルドボルトがあるとやや怪しいが基本はホウオウで見れる。
ラプラス+ザシアンの並びが本番が近づくにつれて増え、ワイルドボルト持ちも減ったように思う。
・ジガルデ
ゴリラを対面させて一度引かせて後ろに負荷をかけた後、ホウオウで焼いてメタモンで硬くなったジガルデをコピーするなどしてなんとかTODする。
・ムゲンダイナ
相手の構築から型を判断する。初手ダイマからの詰ませなのか、受けまわしなのか、アタッカーなのか。
受けならランドで崩す。初手ダイマにもランドのDMを合わせて殴り合う。アタッカーならメタモンを裏に添える。正直厳しい。一番強かった。
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反省
ホウオウが如何せん運の絡む不安定なポケモンなので、序盤こそ19勝1負と順調に勝ち進んでいましたが最終盤でかなり下ぶれてしまい、聖なる炎2回のうち1回でも焼けていれば勝ち、みたいな試合を焼けずに何度も落とすなどし、そのままずるずると連敗してしまいました。このあたりがホウオウの限界なのかも。
また1戦1戦に死ぬほど時間がかかりました。2.5試合に1回くらいはTODしかけてました。時間のかかる構築で最終日に2ロム動かすのは今後要検討ですね。
雑感
ホウオウ軸でこの1か月考察を進め、何度も仲間大会に潜ってきただけに、目標として1800には乗せたかったのが正直なところです。
予選の結果は残念でしたが、非常に考察・対戦していて楽しいルールでしたし、予選中フォロワーさんらとマッチングしたり、事前に行われた仲間大会では上位入賞して景品を頂けたりと、とても良い思い出になりました。
試運転・通話・考察・仲間大会開催・応援・対戦・いいね等してくれた皆様ほんとうにありがとうございました。
※頂いた色カミツルギ
本戦はシグマさん応援してます!
ここまでお読みいただきありがとうございました。